シート防水
■ 低コスト・短工期を実現するシート防水
シート防水には塩ビシート防水とゴムシート防水の2種類があり、どちらも低コスト・短工期という点が共通しますが、それぞれ特徴やメリットが違います。
塩ビシート防水とは、塩化ビニール樹脂で作られたシート同士のジョイント部分を熱風で溶かして一体化する工法で耐候性に優れます。
ゴムシート防水は、シート状に成型した合成ゴム系の防水シートを、接着剤などで下地に貼り付ける工法です。
ゴム素材特有の高い伸縮性と優れた耐久性がその特徴。
また、目立ちにくい部分の工事や応急処置に適しています。
一級防水施工技能士の代表がお住まいにとって最適な工法を提案し、施工いたしますので、どうぞ安心してお任せください。
■ 塩ビシートとゴムシートの違いを詳しく
どちらのシート防水も13年前後の耐久年数があり、耐候性に優れているため屋上への施工に向いています。ですが、細部で違いももちろんございますので、その他のメリット・デメリットについてもご紹介します。
○塩ビシート防水
【メリット】
・紫外線などに対して優れた耐久性を持っている
・ゴムシートよりも耐候性に優れている
・火に強いため、火気のある場所でも施工できる
・高い伸縮率と耐摩耗性があり、保護層なしで軽歩行ができる
・鳥害や鳥のついばみによる穴開けが発生しにくい
・下地の撤去や下地調整がほぼ不要で既存の防水層を選ばない
・短い工期で施工できる
【デメリット】
・下地が平らである必要があり、シートを急に曲げると切れてしまいやすい
・シート材を柔らかくさせる『可塑剤』が気化すると割れやすい
○ゴムシート防水
【メリット】
・塩ビシート防水よりも低コストで施工できる
・伸縮性・耐候性に長けている
・短い工期で施工できるため、応急処置の際に役立つ
・軽量で施工がしやすい
【デメリット】
・鳥害や鳥のついばみによる穴開けが発生しやすい
・角や隅の施工が難しい
・傷がつきやすい